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homosacer

  • 執筆者の写真: Makoto Kawashima
    Makoto Kawashima
  • 2022年7月2日
  • 読了時間: 1分

“homosacer、あるいはsacred human。凶暴さと美しさの同居したような川島のサックスは、日本フリージャズの精神に満ちている。表現という暗黙知の次元に存在するものに正面から掴み掛かる剥き出しの音楽行為は、表現不在の音楽の跋扈する時代には理解され難いかもしれない。フリーは手段であって目的ではないのだろう、如何に音を血肉化するか、音に自分を託すか、うち震える機微にどう迫るか。一様なパワープレイという指先の奴隷、あるいは一様な静寂という思考の奴隷から遠く離れ、無尽蔵の表現域に踏み込んでいく情熱。阿部薫、浦邊雅祥、望月治孝…身を削るような、世界にも類を見ない表現域に生きる日本のアルティスト群に、ひとりの才能が加わったように感じる。”(近藤秀秋)

 
 
 

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